エアアジアを利用する方にとって、遅延は気になるところかと思いますが、実は「エアアジアは常に遅延が多い」とは一概に言えません。また、エアアジアでは路線や時期、エアアジア各社(AK・FD・QZ・Z2・D7・XJ)次第で、補償内容も変わってきます。
この記事では、エアアジアの遅延率、遅延補償などについて詳しく解説していきます。
エアアジアの遅延率はどのくらい?

エアアジアの遅延率をタイエアアジア(FD)を例に確認してみましょう。
エアアジアの遅延率は高くない
エアアジアの公式では、タイ・エアアジア(FD)の2024年のOTP(定時運航率)は77.46%と案内されています。また、定時到着率が84.63%とされています。つまり、タイエアアジアについては、「いつも遅れる航空会社」というよりは、時期によってばらつきはあるものの、一定水準の定時運行を保っていると見た方がいいでしょう。1
タイエアアジアは高い定時運行率を維持
この数字を裏返すと約22.54%が定時外という見方もできますが、他航空会社と比べると、この数字決して高い数字ではありません。タイエアアジアはタイで最も定時運航率の高い航空会社の一つで、アジア地域でトップ10のうち5位にランクされた唯一のタイの航空会社です。2
これはタイエアアジアの公開の数字であり、エアアジア全社の一律の遅延率ではありません。マレーシア便・インドネシア便・フィリピン便まで同じではない点に注意しましょう。
エアアジアの遅延理由は何が多い?
エアアジアの遅延・運休・時刻変更は、航空会社が管理できない事情、安全上の理由などで起こるとされています。必ずしも整備不良や運航ミスだけではなく、天候や空港事情、運航調整なども含まれます。
エアアジアの遅延情報はどこで確認する?
エアアジアの遅延情報は公式ページから確認できます。エアアジア公式では、便名・日付・路線・予約番号からフライト状況を確認でき、検索可能な範囲は出発14日前から出発後2日までと案内があります。少なくとも、出発日の前日には利用するフライトの状況を確認しましょう。日本に帰るときのフライト状況も忘れずに確認するようにしましょう。
エアアジアの遅延で返金はされる?
エアアジアにおける返金は、遅れたら自動で返ってくるような仕組みではなく、こちらから申請を行う形になります。
返金はチャットを通して行う
返金・問い合わせ・苦情は基本的にチャットを通して行います。公式サポートでも返金する際はチャットが入口と案内しています。3送るメッセージは基本「返金」のみで、AIは理解してくれます。
遅延補償の対象となる場合とは?
エアアジア全体としての遅延補償は、出発時刻の前後3時間以上の遅延・変更・欠航で返金対象になりえる一方で、当日空港での遅延や変更では返金が出ない場合があります。つまり、空港に到着してから飛行機が遅れても、遅延補償の対象にはなりにくいということになります。
遅延補償の内容は、①振替、②バウチャーでの対応、③返金の順で保証がなされます。
バウチャー対応するメールが来る場合も

出発日より前に、利用する予定のフライトに遅延・運休が起きたときは、上図のようにエアアジアから、全額バウチャー分としての払い戻しができる旨の案内が来ます。ただし払い戻しのメールが来ないことも考えられますので、最低でも出発日の前日には、公式ページでフライトステータス、登録メールを必ず確認しておきましょう。
遅延補償を受けるにはエアアジアの保険を検討する

エアアジアでは「Universal Travel Insurance」というオプションの保険が用意されています。
予定出発時刻から2時間を超える遅延で一時金補償が出ると紹介されています。航空券そのものの標準対応とは別に、保険に入っていたかどうかで受け取れる内容が変わる場合があります。旅行自体がキャンセルになる場合や遅延が心配な方は、保険に入っておくことも検討すると良いでしょう。
エアアジアの遅延で乗り継ぎに失敗したら?
「エアアジアを利用してバンコクに行ってからチェンマイへ・・」など、エアアジアを利用して乗り継ぎをする場合、遅延による乗り継ぎの失敗は大問題です。こんな場合はどうすればいいのでしょう?
別々に予約した場合、払い戻しは難しい
まず大前提として、別々に取った航空券で自己乗り継ぎを予定していた場合、航空会社都合の遅延による払い戻し、または別の便に振り替えは難しいでしょう。それがたとえ同じエアアジア便だとしてもです。
エアアジアの案内では、乗り継ぎ便に間に合わなかった責任を負わないと公式にアナウンスしています。4
エアアジアでは乗り継ぎ遅延を「FLY-THRU(フライスルー)」でのみ保証する
一方で、FLY-THRU(フライスルー)での乗り継ぎは扱いが違ってきます。エアアジアの規定では、遅延や欠航でフライスルーの接続便に乗れなかった場合、次便への無料振替ができます。ただし、振替便が翌日になる場合などは、宿泊、地上移動、手荷物保管までは提供しない点には注意しましょう。
エアアジアの「FLY-THRU(フライスルー)」とは?

FLY-THRU(フライスルー)とは、乗り継ぎを1つの予約として扱い、乗り継ぎができなかった場合でも、乗り継ぎを保証してくれるエアアジアの接続サービスです。同じエアアジアでも別々に買った2便は、通常この扱いにならないので、予約の際は注意しましょう。
FLY-THRU(フライスルー)のメリット
フライスルーには下記のような利点があります。
フライスルーが適用されるには?
FLY-THRU(フライスルー)を利用する手順を、東京→バンコク→チェンマイ路線を例に解説します。
フライスルー利用手順


- エアアジア公式ページにアクセス
- 出発地を東京、目的地をチェンマイにして検索
- 検索結果がエアアジア便で、かつ「FLY-THRU」と書かれているかチェック
- エアアジアの予約の仕方をチェックしながら予約を進める
- 支払い前の確認画面で、運賃概要が成田-チェンマイになっているかチェック
- 支払い後、予約番号が一つになっているかチェック
フライトに「FLY-THRU」と書かれていない場合、FLY-THRUは適用されないので注意しましょう!
- https://newsroom.airasia.com/news/thai-airasia-again-thailands-most-on-time-airline-in-2024-ranked-5th-in-asia-pacific-by-cirium#gsc.tab=0 ↩︎
- https://newsroom.airasia.com/news/thai-airasia-again-thailands-most-on-time-airline-in-2024-ranked-5th-in-asia-pacific-by-cirium#gsc.tab=0 ↩︎
- https://support.airasia.com/s/article/How-do-I-submit-my-refund?language=ja ↩︎
- https://support.airasia.com/s/article/If-I-miss-an-onward-flight-because-of-an-AirAsia-en?language=en_GB ↩︎