エアアジアはリーズナブルな価格で、東南アジアへの旅行に今やなくてはならない航空会社ですね。
ところが、エアアジアは徹底的なコストカットで価格を抑えているため、航空券購入から搭乗まで様々な規定や制約があるのも事実です。
手荷物に関する規定もその一つで、搭乗までに、エアアジアの手荷物のルールについてよく知っておくことは、トラブルを防ぐために非常に重要です。ルールを知らなかった頃の筆者は、ちょっとしたトラブルを経験したりしました。
ご覧の皆様がエアアジアを利用する際にトラブルにならないよう、この記事では、機内持ち込みのルールについてわかりやすく解説します。
エアアジアの機内持ち込み手荷物に関する規定

エアアジアの手荷物の規定について、一つずつ確認していきましょう。
機内持ち込みできる荷物の個数
エアアジアの機内には、合計2個までの手荷物を持ち込むことができます。基本的には2個以上の手荷物は持ち込めませんので注意しましょう。1
機内持ち込みできる手荷物の個数
- キャビンバッグ(大きなバッグ):1個
- 身の回り品:1個
ちなみに「身の回り品」とは、大きな荷物(キャビンバッグ)よりも小さな荷物のことを指します。
キャビンバッグと身の回り品に関しては、無料で持ち込むことができます。
キャビンバックの大きさの規定
キャビンバッグは、下記の規定のサイズに収める必要があります。2
キャビンバッグの大きさの規定
- 56㎝ x 36㎝ x 23㎝以内
- 座席上の共用収納棚に収納ができるもの
手荷物がこれ以上大きいことが手荷物検査時に判明した場合は、受託手荷物扱い(別料金)になりますので、注意しましょう。
身の回り品の大きさの規定
あまりチェックされることはありませんが、身の回り品の大きさは以下のように定められています。3
キャビンバッグの大きさの規定
- 30㎝x40㎝×10㎝以内
- かつ前の座席の下に収納ができるもの
身の回り品の大きさは、筆者自身測られたことはありませんが、検査員がおそらく目視でサイズをチェックしていると思われます。
あまりに大きな身の回り品は、受託手荷物扱いになる可能性もありますので、大まかでも構いませんので、サイズを確認してから持ち込むのが安心です。
機内に持ち込める手荷物の総重量
乗客一人が機内に持ち込める荷物の総重量は7キロまでとなります。総重量が7キロを超える場合は、追加料金の対象になります。4
超過していた場合はどんな扱いになる?
サイズ・重量、どちらの超過の場合も機内持ち込みが不可となります。
- 機内持ち込み手荷物がサイズ超過・・・機内持ち込み不可となり、受託手荷物扱いに変更
- 機内持ち込み手荷物が重量超過・・・・機内持ち込み不可となり、受託手荷物扱いに変更
料金の詳細は超過料金についてまとめた記事をご覧ください。
AirAsiaのフライトやホテル料金検索は
AirAsia公式ページで
エアアジアの機内持ち込み禁止・制限品目
エアアジアのような国際線では国内線と違い、機内持ち込みに厳しい制約があり、それはIATA(国際航空運送協会)のガイドラインで定められています。5
機内持ち込みが禁止されている品目
エアアジアではIATAの定めるガイドラインをもとに、機内持ち込みを禁止・制限する品目について厳しく定めています。以下の項目の物品は、安全基準の厳しい地域への持ち込みや、機内への持ち込みができません。6
(a)先端の尖った武器および鋭利な物
斧および手斧,矢およびダーツ,鉤鉄(ひっかけ鉤,折り曲げ鉄筋,あるいは登山で使用する鉄性のスパイク付きプレート)
銛およびやす,氷用斧およびアイスピック,アイススケート,固定式あるいは飛び出し式ナイフ(刃の長さに拘わらない),ナイフ,金属製の儀式用,宗教用および狩猟用のナイフ
肉切り包丁,マチェーテ,むき出しの剃刀刃および刃(カートリッジに入った安全剃刀または使い捨て剃刀は除く),サーベル,刀,仕込み杖,メス,鋏(刃の長さに拘わらない),
スキー用およびウォーキング/ハイキング用のポール,手裏剣,または,一般の商業用ツールであるものの,先端の尖った武器および鋭利な武器としても利用可能なもの(ドリルおよびドリルビット,カッターナイフ,
万能ナイフ,全のこぎり,ねじ回し,かなてこ,金槌,プライヤー,レンチ/スパナ,トーチランプなど)。7
(b)鈍器
野球およびソフトボールバット,クラブあるいはバトン,硬いものあるいは弾力性のあるもの―例えば警棒や棍棒など,クリケットバット,ゴルフクラブ,ホッケースティック,ラクロススティック等。
カヤックおよびカヌーパドル,スケートボード,ビリヤード・スヌーカーのキュー,釣竿等。
武道具(メリケンサック,棍棒,殻ざお,ヌンチャク,護身用短棒,手裏剣状の護身具など )8
(C)モバイルバッテリー
160Whを超えるモバイルバッテリーの機内持ち込みは不可。100Whを超え160Wh以下のモバイルバッテリーを持ち込む場合は、エアアジアの承認が必要。(定格量100Wh以下のモバイルバッテリーは、承認なしで機内持ち込み可能)9
カミソリの持ち込みについて
持ち込みの頻度が多い持ち込み禁止品にカミソリがありますが、使い捨てカミソリは持ち込んでかまいません。ただし、むき出しのカミソリや折り畳みカミソリは持ち込みできません。10
モバイルバッテリーについて
エアアジアでは、2025年4月1日から、モバイルバッテリーの使用や充電が厳しく制限されています。以下のルールを必ず守るようにしましょう。11
なお飛行機に搭乗する前に、リチウムイオン電池搭載機器のチェックが行われます。その際に規定に沿っていない場合(定格容量がオーバーしている等)があれば、没収の可能性がありますので、持ち込むものが規定に沿っているか、搭乗前に確認しておきましょう。
近年リチウムイオン電池に起因する航空事故が多発しています。利用する人間の一人として、モバイルバッテリーの扱いには特段の気を配りましょう。
電子タバコの持ち込みについて
電子タバコを持ち込む場合は必ず機内持ち込みにし(電子タバコもリチウムイオン電池搭載機器のため)、受託手荷物には入れないようにしましょう。12
機内持ち込み手荷物の7㎏分を追加購入も可能
機内持ち込み荷物の規定の重量は7kgまでですが、7㎏分を追加購入することが可能です。ただし、乗客一人が機内に持ち込める荷物の最大量は、14㎏までとなっています。
また、7㎏分の重量の追加購入ができる路線は限られているため、利用する路線は購入可能か調べておきましょう。
液体の持ち込みについて
すべての液体類は100ml以下の容器に入れ、透明で再封可能な1Lのプラスチックバッグ(ジップロックなど留めることができる袋のこと)に収めることで機内持ち込みが可能です。13
またプラスチックバッグは、四辺の合計が80㎝以下である必要があります。
液体類の持ち込みについて
- 100ml以下の容器に入れ、透明で再封可能なプラスチックバッグに入れること
- 100ml以下の液体を10個まで持ち込み可
- プラスチックバッグは、四辺の合計が80㎝以下に
筆者は2度液体類を没収されたことがあります。1度は没収を受け入れましたが、2度目は受託手荷物(預け荷物)扱いにしてもらうことで、没収を免れました。ただし、受託手荷物扱いにすると、もう一度チェックインカウンターに並び、クレジットカードを使用して超過料金をその場で支払う必要があります。
くれぐれも「うっかり機内持ち込み荷物の中に入れてしまった」、ということの無いようご注意ください。
飲食物の持ち込みは禁止

エアアジアでは外部から持ってきた食べ物や飲み物を、機内に持ち込んで飲食することはできません。食べ物を手荷物として持ち込むことはできますが、食べることはできません。食事をする場合は機内食の購入が必要です。14
水を持ち込むのも不可なので、必要な際は機内で購入するようにしましょう。
エアアジアは国際線であり、長時間水を飲まないのは危険です。
エアアジア機内では、必ず現金とクレジットカードを持っていき水を買うことを強くおすすめします(支払いは基本的に現金も可ですが、現金支払いが不可の場合に備えてクレジットカードも持っていきましょう)。
ライターの機内持ち込みについて
エアアジアでは、一人一個までの下記のライターの持ち込みが許可されています。15
ただし、オイルタンクがあるライターや、ターボライターは持ち込みが禁止されています。
二個以上のライターの持ち込みは没収されます。
路線によっては、ライターの持ち込み自体が禁止の場合も考えられます。ですので、高価なライターは持ち込まないのがおすすめです。
飛行機内への傘の持ち込み
傘の持ち込みは禁止されていませんが、先端が尖っていないことが条件です。また傘は、身の回り品1個としてカウントされます。
傘を持ち込むのであれば、折り畳み傘を持っていき、バッグ内に収納すれば、身の回り品としてのカウントをされずに済みます。
楽器の持ち込み
楽器は機内持ち込み可能です。ケースを含めて56×36×23cm以内・7kg以下(キャビンバッグの持ち込みと同じ)なら追加料金なしで機内持ち込みできます(通常の機内手荷物の一部としてカウントされる)。16
ただし規定を超える場合は受託に回されます。
飛行機内へのお酒の持ち込み
エアアジア飛行機内へのお酒の持ち込みは、他の液体類と同じ制限を受けますが、免税店で購入した商品については下記のルールが適用されます。
免税店で購入した液体類の機内持ち込みについて
- 100mlを超える容器でも持ち込み可能
- アルコール度数24%以下の場合、量の制限なし
- アルコール度数24%超70%以下の場合、1人5リットルまで持ち込み可能
- アルコール度数70%を超えるものは持ち込み不可
身の回り品として機内に持ち込む場合、手荷物7キロと身の回り品1個の制限を受けるため、バッグに入れることをおすすめします。
AirAsiaのフライトやホテル料金検索は
AirAsia公式ページで
機内持ち込み手荷物・受託手荷物とは

航空会社が扱う旅客の手荷物の種類として、機内持ち込み手荷物、受託手荷物(預け手荷物)があります。
機内持ち込み・受託手荷物の違い
- 機内持ち込み手荷物・・・機内に直接持ち込む手荷物のこと
- 受託手荷物(預け手荷物)・・・「預け手荷物」とも。機内に持ち込めない大きなサイズの荷物のこと。エアアジアの受託手荷物についての詳しい記事はこちらをご覧ください。
両者は混同しがちなため、しっかりと区別をしておきましょう。
エアアジアで機内持ち込み制限を超えないコツ
機内持ち込みサイズ・重量を超えると受託手荷物扱いになり、超過料金の対象になるので、絶対に超過料金は避けたいところです。ここでは超過料金を払わないための考え方をお伝えします。
手荷物サイズの測り方
機内持ち込み手荷物の規定のサイズは外寸です(ハンドル・ポケット・キャスターを含む)。ハンドル・ポケット・キャスターなど出っ張っている箇所もすべて外寸に含まれるので、それらも含めたサイズを、事前に自宅で測っておきましょう。
形の柔らかいバッグは有利
ソフトスーツケースやバックパックは軽く押し込んで収められることが多い一方で、角が固いハードケースは規定ギリギリだと引っかかりやすいです。
またソフトスーツケースやバックパックは、形状がはっきりしないため、いざというときは少し潰せば難を逃れることができるはずです。
ただし、荷物を入れすぎて外寸が膨らむと超過になるため注意しましょう。
上着に入れる
自宅を出発してから、機内持ち込み手荷物の重量が重いことがわかったら、着ている上着のポケットに荷物を入れましょう。上着の中の物は重量制限に含まれません。
スーツケースよりもバックパックを選ぶ
エアアジアのようなLCCでは、スーツケースは重量超過しやすいです。バックパックのほうが荷物を入れられ、かつ頭上の収納棚にも入りやすいです。
旅行にはポータブルスケールを持っていく
旅行地で荷物が増える予定の方は、荷物の重量を測るためのポータブルスケール(重量計)を持っていきましょう。スケールがあると、手荷物の重量が規程以内に収まっているかを旅先で確認することができます。
スケールを忘れた場合は、宿泊先にスケールがある場合があります。
追加重量(+7㎏)のオプションを買う
どうしても重量が7㎏を超える場合は、有料で7㎏追加できます。ただし路線や当日の利用状況により、利用できないこともあります。
AirAsiaのフライトやホテル料金検索は
AirAsia公式ページで
記事を読んでエアアジアの手荷物規定を理解しましょう
この記事の内容を下記にまとめました。
エアアジアの手荷物規定について解説していきましたが、いかがでしたでしょうか?
エアアジアはLCCであり、若干手荷物ルールに厳しいところがありますが、基本的にはエアアジアの手荷物ルールは、ほとんど全てのLCCのルールと共通していますし、一度覚えれば他の航空会社でも応用が利くため、覚えておいて損はありません。
「うっかり液体を機内持ち込みにいれてしまった」といったミスも防ぐことができるため、搭乗前の荷物整理の前には覚えておきましょう。
- https://newsroom.airasia.com/news/travel-advisory-airasia-cabin-baggage-guidelines-jpns#gsc.tab=0 ↩︎
- https://newsroom.airasia.com/news/travel-advisory-airasia-cabin-baggage-guidelines-jpns#gsc.tab=0 ↩︎
- https://newsroom.airasia.com/news/travel-advisory-airasia-cabin-baggage-guidelines-jpns#gsc.tab=0 ↩︎
- https://newsroom.airasia.com/news/travel-advisory-airasia-cabin-baggage-guidelines-jpns#gsc.tab=0 ↩︎
- https://www.iata.org/en/programs/ops-infra/baggage/check-bag/?utm_source=chatgpt.com ↩︎
- https://www.iata.org/en/publications/newsletters/iata-knowledge-hub/what-you-need-to-know-about-the-transport-of-dangerous-goods-by-air/ ↩︎
- https://support.airasia.com/s/article/What-items-are-prohibited-en?language=ja ↩︎
- https://support.airasia.com/s/article/What-items-are-prohibited-en?language=ja ↩︎
- https://support.airasia.com/s/article/What-items-are-prohibited-en?language=ja ↩︎
- https://support.airasia.com/s/article/What-items-are-prohibited-en?language=ja ↩︎
- https://newsroom.airasia.com/news/travel-advisory-airasia-enhances-in-flight-power-bank-policy-for-safer-flights-jpns#gsc.tab=0 ↩︎
- https://support.airasia.com/s/article/Is-the-smoking-and-carrying-of-electronic-cigarettes-en?language=ja ↩︎
- https://support.airasia.com/s/article/Carriage-of-Liquids-Aerosols-and-Gels-LAGs?language=ja ↩︎
- https://support.airasia.com/s/article/Can-I-bring-my-own-food-on-board-en?language=ja ↩︎
- https://support.airasia.com/s/article/What-items-are-prohibited-en?language=ja ↩︎
- https://support.airasia.com/s/article/Can-I-bring-musical-instruments-on-board-en?language=ja ↩︎